ギターの先生業の悩ましいポイント

教える仕事をやっていて大変だなと思うことがいくつかあります。

音楽の本質ややるべき事は実際には何ひとつとして変わらないのですが伝え方や世代世代への言葉選び、対応方法は非常に多様化してるように思います。

レッスンだけでなく音楽やお芝居の現場でも立場や職掌よりもその人の性格等を踏まえた上で言葉を選ぶということは大切だなと痛感しております。

・実レッスンでの実感・所感


YouTube等の台頭もあり即出来るものや、これをやれば〇〇が弾けるというものが求められている気がします。

これは今らしいなと思っています。
長く続けてきちんと基礎が身に付いて色んな音楽やアーティストに触れて…ということをするには今は情報も遊びも多岐に亘っているので音楽にそこまでリソースは避けないのです。
我々先生はなので掻い摘んで必要な要素とテクニックを教えて生徒さん達の発表の場での成功体験を積ませて一つ一つ体系的なものを入れ込んでいくのが良いのかもしれません。

音楽を自由に弾きこなすにはかなりの時間と労力がに必要となりますが、それをいかに速く理解し習得させる為のプランニングというのは我々も非常に良い勉強になるなと実感しております。

・名前の呼び方


僕個人として生徒さんなり現場でご一緒する方々は出来る限り〇〇さん付け、もしくは芸名さんでお呼びします。
あだ名や呼び捨ては出来る限りしない。
まあ、これは基本だとして「お前・あなた・君」は絶対使わないようにしています。

大学時代なので10年以上前になりますが、後輩がとある曲に対し「歌詞にお前って使う作詞家は女性(男性)蔑視しているから絶対に性格が悪い」と言ってました。
なるほどなと。
あまり意識してませんでしたがあまり良い響きと感じない方もいる以上、使わないに越した事はないなと思いました。
自身が咄嗟に発した言葉がその人の性格や考え方を示すのは間違いがないので、やはりきちんと言葉はブレーキを掛けて他人を慮るのが大切だなと思っています。

・言葉遣い・立場の変遷


言葉遣いに関しては実はあまり気にならないというか敬語を基本的に用いていれば事故はないのかなと。

気になるというか気を付けているのはその人が置かれている立場と私の立場であり、それは本当に人によって大きく掛け離れて感じます。
フレンドリーに接すべき方なのか、目上の方であればそう接することを望む人なのか、歳下扱いされたくない人なのか、弟・妹のように接して欲しいのか、男性にはらしく接する、そう接さない、女性には女性として扱うのかもしくはそうでないのか。

性格が全く違うゆえにここを間違えると人間関係は破綻をします。

何にしても初対面は敬語。常に謙虚に丁寧に接している方が良いなと思っています。
その中で相手との人間関係ができ、こう接して行こうみたいなのが出来れば良いなと思っています。

相手が言ってる距離感は鵜呑みにせずその人がどういう考え方で何をされると不快に感じるか。
それを意識していきたいと思っています。しかしまあ、人間関係というのは難しいものですが…

Shinya Music Work Studios

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